富山中部高校演劇部ブログ

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空からの贈り物 (ヤクドウ)

気づけば、夕陽は既に夜空に押されてしまっていた。
新月の夜。暖色の街灯の明かりだけが、ゆっくりと落ちゆく冷ややかな雪の欠片を照らしている。
「今宵は積もりそうだ。」
僕の近くで、子供を連れた彼は白息混じりにそう言った。
その子は彼の言葉を聞くと、すぐに翌朝の妄想に耽って笑みをこぼす。
「そんなに雪は面白いかね。」
僕は少し呆れた様子で言った。
どうやら、子供にとって雪は空からの贈り物のようである。
そして、その子の笑顔は、彼にとってのプレゼントに違いない。
街灯が、彼らを包んで僕の心に映し出した。
(「雪の降る街」須井紋 拓海 著  引用)

こんにちは、水門ことヤクドウです。

クリスマス公演が終わり、2日間の休みもあり、そしてもうすぐ冬休みだということもあり、僕の胸は躍動しています。

さて、年末にかけて、精神的にも非常に忙しい日々が始まりますね。

年末などというのは人間が勝手に生み出した、人間社会だけの概念に過ぎないのに、なんだか世界全体が「年末」という独特のムードに包まれている気がいたします。
ただの平日に過ぎないというのに、どうしてこんなにも心がざわつくのでしょうか。。

………。

…そういえば、忘れていました。
もうすぐクリスマスでしたっけ。いやはや、忘れていた。

クリスマスイブの「イブ」は「夜」という意味で、即ち「クリスマスの夜」ということになります。

クリスマス創設の歴史も考えますと、ですからクリスマスというのは24日の夜から25日の朝まで、ということになります。

にも関わらず、世の中はクリスマスムード。マリエに行ってもファボーレに行っても、カラオケDAMタブレットを見ても、どこを見てもクリスマスです。

(・`□´・)ふざけんなよっ。

ちなみに。

クリスマスイブの24日は六曜で「赤口」でありまして、つまり「正午以外は大凶だから慎め」という日です。

しかし、先程も言ったようにクリスマスは24日の夜からです。

もう僕からいう事はひとつしかありません。

慎めよ。